リンガーハット(大東野崎店)　★★★

長崎ちゃんぽん　380円(税別)

　おなじみ大手チェーンの看板商品。かつては、600円近い値段であったと記憶しているが、ハンバーガー59円に象徴される"外食デフレ"の影響で、一気に税込み400円を切る価格になってしまった。果たして、これで商売が成り立つのであろうか。

　店内のリーフレットによれば、今から100年前、長崎市内の料理店主が中国からの留学生のために『手軽で安くて栄養のある食事を』と考案したのがちゃんぽんの起源だという。確かに、キャベツ、もやし、きぬさや、人参等がたっぷり入ったちゃんぽんは、メンマと薬味ネギ位しか野菜が入ってないラーメンと比べて、栄養的にもすぐれた食べ物だろうと思う。

　余談であるが、外食で繊維やビタミン等を摂取するには、生野菜サラダなぞには目もくれず、ちゃんぽんや"野菜いため"のごとく、火が通った野菜を摂るのがよい。加熱によって、一部のビタミンは破壊されるけれども、それ以上にかさが減るから、結果的には生で食べるよりも多くの栄養や繊維を摂取できるのである。