ラーメン+チャーシュー3枚 800円
GWに小倉を訪ねたとき、偶然見つけたラーメン店。もっとも、福岡では結構有名なお店らしい。
自販機で食券を買うと、店員が麺の茹で具合やスープの濃さ、果てはネギの種類(白/あお)まで書くアンケート用紙を渡してくれる。"お味見"を兼ねて初めて食べる私には選択の方法がなく、全項目"普通"、ネギは九州らしく"あお"に印をつけた。
店内はカウンターのみだが、隣席との間に衝立が立ち、カウンター内側には暖簾がかかっている。店主の能書きによれば、"ラーメンの賞味に集中するため"らしいが、私には男子トイレでラーメンを食っているようにしか見えず、こっけいな感じがした。
店内の様子。何だかみんな小便をしてるみたい。
程なく暖簾の向こうから突き出されたラーメンは、トンコツスープの中に極細麺が沈んでいた。具はチャーシュー5枚とネギのみ。もっとも、チャーシューのうち3枚は、150円を払って入れてもらったオプションである。真ん中にほんのちょっぴりトッピングされてるのが、店主自慢の"秘伝のたれ"だろう。
店内の掲示によれば、お酒を呑んだり、タバコを吸ったりすると、このラーメンの本当の価値はわからないらしいが、ふく刺しで散々呑んだ私にも、そのスープには果てしない奥行きのようなものを感じた。
スープの味とチャーシューの出来栄えは★4.5コ相当だが、細麺は生理的にキライなこと、細かく客の希望を聞く割には、こと細かくラーメンの味わい方を説教する偽善的態度が気にいらず、★3つの評価とした。