■子機登録/解除
■アナログポートに接続した電話機から行う方法
1) 電話機をオフフックする。
2) [*] [*] [7] [1]
3) LCDに未登録内線番号の下1桁が表示される。"o"は既に登録済み。
4) [*] に続いて、登録(or 登録解除)する内線番号( [9] [1] 〜 [9] [6] )を押す。
5) [*] [0] (登録解除の場合は [*] [1] )
6) 4桁の暗証番号を押す。
7) [#]
8) 電話機をオンフックする。
9) IWX70のPHSランプが黄色に点滅し、登録可能状態になるので、子機側の操作を行う。
10) LCDに『SOトウロク OK』と表示されれば、登録成功。
■ATコマンドで行う方法
1) シリアルポートor USBポートから、下記のATコマンドを送る。[return]はまだ押さない。
AT#ZSXYYYY (登録)
AT#ZSXYYYY/d (解除)
X : 無線ポートの指定(A=無線A=内線91, B=無線B=内線92, ....F=無線F=内線96)
YYYY : 暗証番号(0000〜9999)
2) 子機側の操作を行う。
3) [return]を押す。
■子機簡易登録/解除
暗証番号の照合を省略し、本体のみで行う方法です。
1) IWX70の電源を切る。
2) DIP SW(背面電池ケースの中)で登録/解除を設定する。
SW1 | SW2 | SW3 | |
登録 | OFF | ON | OFF |
解除 | OFF | ON | ON |
3) DIP SWで内線番号を設定する。
SW4 | SW5 | SW6 | |
内線91 | OFF | OFF | ON |
内線92 | OFF | ON | OFF |
内線93 | OFF | ON | ON |
内線94 | ON | OFF | OFF |
内線95 | ON | OFF | ON |
内線96 | ON | ON | OFF |
4) IWX70の電源を入れ、PHSランプが点滅することを確認する。
5) 子機側の操作を行う。ダミーの暗証番号を入力する必要がある。
6) 10) LCDに『SOトウロク OK』と表示されれば、登録成功。
■PC-IT/U03(S点ユニット)のスイッチ
IWX70内蔵のDSUを活用し、他のISDN機器を接続できます。SW2をOFFにすることにより、DSUを切り離すこともできます。
SW1 | |
終端抵抗ON | ON |
終端抵抗OFF | OFF |
SW2 | |
DSU ON | ON |
DSU OFF | OFF |
■PC-IT/US1(DSU切り離しユニット)の終端抵抗スイッチ
DSU切り離しユニットを増設すると、IWX70に内蔵されたDSUの機能を停止できます。S点ユニットと異なり、DSUは完全に"死んで"しまいます。
SW1 | |
終端抵抗ON | ON |
終端抵抗OFF | OFF |
■内線番号について
下表中、"*"はサブアドレスセパレータに相当します。
USB/シリアルポートのATコマンドでのサブアドレス区切り文字の初期値は"/"ですので、例えば本体USBポートから無線Aポートに登録したPHS端末とデータ通信を行うときは、ATD
#/91PF[return]とします。"PF"は、PIAFS32K通信を行うサフィックスです。(後述)
ポート | 内線番号 |
アナログA | #*1 |
アナログB | #*2 |
無線A | #*91 |
無線B | #*92 |
無線C | #*93 |
無線D | #*94 |
無線E | #*95 |
無線F | #*96 |
本体USBポート | #*71 |
本体シリアルポート | #*81 |
本体制御ポート | #*00 |
#*00は、IWX70本体の制御ポート。内線PHS端末から発呼し、回線がつながったあと、IWX70に対してATコマンドを送ることができる。(一部のコマンドはERRORとなる。)
■データ通信の種類の指定
USB/シリアルポートからPHS子機とデータ通信を行うときは、電話番号のうしろにサフィックスを付けます。
内線登録したPHS端末から発呼する場合は、インターフェースカード等の説明書に従います。
データ通信の種類 | サフィックス |
デュアルリンク ワイヤレス通信 |
DL |
64K PIAFS | PD |
32K PIAFS | PF |
■LCDの照明
AT$L1=1[return]とすることで、常時点灯できます。
■時計の日時設定
1) アナログポートに接続した電話機をオフフックする。
2) [*] [*] [1] [*]
3) [9] [*]
4) 年(西暦下2桁)・月・日・時(24時制)・分を順に押す。各2桁で全部で10桁。
5) [#]
6) オンフックする。
ここに記載した内容は、私が独自に調査したものが含まれます。結果については責任を負いかねますので、あなたの自己責任でご利用ください。 |
(C)Heian Software Engineering
2001.1.17 制作
2001.1.18 訂補